成長率よりも成長余地が重要だね。 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

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強いモノが生き残れるのではない。

環境に適応できるモノが生き残ってきたのだ。

                 ~ダーウィン


どこかのCMで流れていたフレーズですね。


これは企業にも言えることで、

常に環境に適応しながら、変化し続ける企業が生き残っていけるわけです。


ただ、株式投資の場合、

ただ環境に適応しながら何とかかんとか生き残るだけでは


退屈です。


環境の変化に合わせて、

あるいは環境の変化を自ら引き起こして、

大きく成長するタイプの企業が

あなたをお金持ちにしてくれるのです。


過去10年単位で見ても、「気がつけば変化!!」が身近なところにもたくさんありました。


もちろん、スマホの登場はとても大きな変化ですが、

消せるボールペンや立体型の紙マスク、あるいはソーラー電波時計など

身近なところで変化を作ることができる企業は長期的に見て株価も順調です。


パイロットコーポレーション10年チャート(ヤフーファイナンスから)



ユニチャーム10年チャート(ヤフーファイナンスから)

とても良い商品を生み出し、それを国内から全世界へと広げて行く

その過程で株価を上昇させる底力を持っている企業です。


ただ、こういうの、あんまりないですね。

そうは画期的な商品なんて出てこないものなんでしょう。


むしろ、商品そのものはありきたりなものですが、

それらを格安に提供する「仕組みの変化」を起こした企業に

大化け株は多くあります。


ちょっとおしゃれな100円ショップのセリア(ヤフーファイナンス10年チャート)



カラオケまねきねことチープなフィットネス「カーブス」の

コシダカホールディングス(ヤフーファイナンス10年チャート)



安いとんかつ「かつや」のアークランドサービス(ヤフーファイナンス10年チャート)



リーマンショック後の安値からは、それぞれ

セリア50倍、コシダカ30倍、アークランド15倍です。


毎日板とにらめっこして短期トレードするのが馬鹿馬鹿しくなるほど

大上昇していますよね。(だから、私は長期投資に宗旨替えした。)


セリアも、まねきねこも、カーブスも、かつやも、

「あー、アレね・・・。行ったことあるわ。」っていう人、意外と多いでしょう。


もし、あなたが初めてそこに行った時、その株もついでに買っていたら、

50倍は無理にしても、

5倍くらいにはなってるんじゃないでしょうか?


私の失敗はセリアですね。


うちの奥さんから

「ここの100円ショップ、ちょっと気が利いてるのよ。」

と教えてもらった時、


「確かにここは違うな・・。」と感じ、

その日のうちに株価を調べました。


ただそこまでは良かったのですが、

既に底値から3倍ほど騰がっていましたので


「もう3倍も騰がってるから・・・。」


という理由だけでソレ以上ちゃんと調べなかった結果、

そこから15倍もの上昇を取り逃がしてしまいました。


成長株は3倍やそこらの上昇で、「高い!!」等と考えてはいけません。

そこからさらに数倍、数十倍になるのも存在することを忘れてはいけないのです。


変化の大きさを予想してそれが100倍なら、本当に100倍になることもあるのです。



成長率も重要ですが、成長余地を考えることがもっと重要だと思います。




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