割安成長株のリターンを得るために流動性リスクを大きくとる | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

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ポイントは、

もし最高値や最低値での売り買いのタイミングを逃したとしても、

これらのよく知っている銘柄への投資のほうが、

あなたも私もよくわからない難しい銘柄に投資するよりも

ずっと良い成績があげられただろう、ということだ。

                 ~ピーター・リンチの株で勝つ(ダイヤモンド社)~


せっかくですので、

この銘柄をどう考えて買い、

どう考えながら今まで保有し続けたのか?

みたいなことを書いて行きます。


私はサブプライムローンの信じられないような話に恐れおののき、


(最近株を始めた人はリーマンショックは突然来たと思っているかもしれないが

実際はそうではない。

その1年以上前にサブプライムローンが大変なことになっているという情報は

私のような個人投資家にも伝わっていた・・・。)


2007年4月に一度ほとんど全ての株式投資を手じまい、

1年ほど休憩期間を置いて、

じっくりとそれまでの投資の反省やこれからの投資戦略を練っていました。


(以下、ヤフーファイナンス日経平均10年チャート)

で、過去読んだ株式投資本などを再度読み返す中で、

ピーター・リンチの書いていることが、

あまりにもそのまま日本の株式市場においてもあてはまることに驚き、

「よし、次はピーター・リンチで行こう!!」

と決めたのです。


ピーターリンチは、外食や小売りといった身近な企業や、

葬儀屋や産廃処理業者といった地味すぎる企業に投資して、

大成功を収めているわけですが、


それにならって、外食や小売り、葬儀屋株を調べて行ったわけです。


ここであることに気が付きました。


「それにしたって安すぎる・・・。」


ジャスダックに上場しているような小型株は、

どれもこれもライブドアショックからのサブプライムショックという

ネガティブ大ネタのダブルパンチで

呆れるほど割安なうえに、

外食や小売りといった地味すぎる銘柄は

その中でも人気薄すぎることが幸いし、

もう、笑っちゃうくらい安いのです。


なんせ、PER4倍のPBR0.4倍みたいなのがゴロゴロしていたんですから・・・。


今思うと信じられませんね。


何でもないようなことが~♪幸せだったと思~う~♪

(~ロード:THE 虎舞竜。このフレーズ、結構使えます・・・。)


で、その後、他のも良く騰がったのですが、

私はその中でもよりピーターリンチらしい、

こう言っちゃ失礼ですが、

身近でありきたりな業態と退屈な社名に惹かれ、

安売りとんかつやを展開するALサービスを買い向かうことにしたのです。


(以下、ヤフーファイナンスからアークランドサービス10年チャート)

個人的には2008年3月ごろから買い向かっていったのですが、

同年9月にはリーマンショックが発生し、株式市場は大混乱。

この銘柄もブログ上では一時30%の含み損を抱えてしまいました。


ただ、個人的には少々買い足りないと感じていましたので

このタイミングでさらに買い増しをしていました。


1日の出来高が下手すると0!!とか

多くても10単位などという超閑散状態でしたが、

ピーター・リンチやウォーレン・バフェット、ジョン・テンプルトン、といった

米国の偉大な投資家の言葉が勇気を与えてくれました。


株式投資を勉強していくと、

「リスクをとるからリターンも得られる」

という話を聞くと思うのですが、


私の場合は、そんなリスクの中でも

流動性リスク(株を買ってもすぐには売れないリスク)を大きくとることによって、

それ以上に超割安かつ成長企業から大きなリターンが得られるだろうと

大いに期待したのです。


バフェットやピーター・リンチはそれをやってることに気づいたんですね・・・。

そして、日本ではそれをやる人がほとんどいないことにも・・・。


(つづく)



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