心配の壁をよじ登る理由 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

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相場は心配の壁をよじ登る(Stocks climb a wall of worry)という相場格言がありますね。

なぜ、上昇相場の初期にネット上で心配な意見が多くなるのかまとめて見ました。



◆空売りをしている人:
相場が急激に戻すと大損となるため否定的な発言を繰り返す。

例:どうせ一時的な戻し局面。早く利確したほうが良い

◆買い集めている人:
まだこの段階では十分に買いきれていないため、不用意な発言は控える

例:相場はまだら模様でこの先どうなるかはわからない

◆正確な情報を流したい人:
薄々相場の変調には気づいているものの、(つい、この間まで悲観的な事を書いていたのに、)手のひら返しで前向きな事を書くわけにもいかず、心配の残る記事を書く

例:内需関連株の戻りは鮮明に見えるが、このまま上がり続けると考える投資家は少ない。

◆ずっと持ち続けているホルダー
:

前向きな発言をし始めるが、まだ傷が瘉えておらず、発言に痛さが残るため、むしろ心配を助長する。


例:ヤッター。昨日は40円高。このまま、1200円を奪還してくれ!俺の買値の1600円には程遠いが…。

◆よくわからない人:
想像を超える上昇スピードに驚き、かえって心配になる

例:買おうと思っていたA株が、あっという間に30%も上がってしまった。もう、ついていけない…。

◆相場の底で売ってしまった人:
相場を見ると悔しくなるので、株とは全く関係のないことを書き出す。

例:うちの猫のかわいい顔(写真)には、いつも癒やされる。酒のんで早く寝よ。


この感じなら、まだ追撃買いが間に合うでしょう。